自己分析で「人事に評価される自分」を発見する方法【3ステップ】
・就活はまず、自己分析が大事、と言われるけれど、具体的にどうすればいいのかやり方が分からない。
こういった就活生の悩みに答えます。
本記事の内容
- なぜ自己分析が必要なのかの理由【2つ】
- 自己分析で「人事に評価される自分」を発見する方法【3ステップ】
当記事では、おススメの就活本「就職活動1冊目の教科書」の中から、
「自己分析」の方法を、私の感想も交えて紹介します。
この記事を書いている私は、ユーザー系SIerを中心に就活(2008年3月卒)して64社の選考を受けました。
数多くの説明会や座談会、面接を経験しました。
次に就活する後輩のみなさんへ役立つ情報をブログを通して発信しています。
こういった私が、解説していきます。
なぜ自己分析が必要なのかの理由【2つ】
就活においては、自己分析が一番大事!
とよく言われていますが、その理由は2つあるそうです。
自己分析が必要とされる「2つの理由」
- 理由① 「自分の価値観・特徴」を見つけるため
- 理由② 企業選びの「軸」を知るため
理由① 「自分の価値観・特徴」を見つけるため
エントリシートや面接で必ずある質問は
「学生時代に力を入れて取り組んだことは?(いわゆる学チカ)」です。
この質問で企業が本当に知りたいのは、
「経験」ではなく、経験を通して見えてくる「その人自身の人柄」です。
だからこそ、
「企業にアピールするべき自分の価値観や特徴」を明らかにしておくのが重要。
⇒そうすれば、どの企業のエントリーシートでも、書くべき内容が自然に見えてくる。
理由② 企業選びの「軸」を知るため
自分の「軸」を決めれば、自分に合いそうな企業を見つけ出しやすくなり、企業を絞れる。
自分が「これだ!」と思った企業の研究にも十分な時間をかけられる。
(軸を持たずに「なんとなく……」で目の前にある企業に応募すると、
自分の適性に合わない企業も選んでしまい、時間の無駄!)
自己分析で「人事に評価される自分」を発見する方法【3ステップ】
学生時代に、人に誇れるような経験をしていなくても、まったく問題ありません。
一般的な就活生の中から出てくるのは、ほとんどが次のようなエピソードです。
これらをどんなに情熱的に語られても、「ありきたり」という印象です。
- 部活やサークルでリーダーを務めた
- 接客のアルバイトで工夫し、お客様から喜ばれた
- 学習塾のアルバイトで、生徒の成績を上げた
- 学園祭やゼミで後輩の面倒をみた
- 留学をして、語学学習に力を入れた
伝えるのは「経験」ではなくて、あなたの「特徴」
自分の特徴や価値観、人柄は、
「サークルのイベントを成功させた」というような一度きりの経験を振り返るだけでは見えてきません。
幼少期から今までの経験を振り返ったときに何度も繰り返されていること
が、あなたの特徴。
【Step1】自分の人生を振り返り、特徴を発見する
「自分史シート」に、生まれてから今までの自分の人生を書き出してみる。
年齢/学年 | 経験や出来事 | その時の感想・なぜその行動をとったか・今後どうしていきたいか |
---|---|---|
0~3歳 | ||
4~5歳 | ||
6歳/小1 | ||
7歳/小2 | ||
8歳/小3 | ||
12歳/小6 | ||
13歳/中1 | ||
・・・ |
単なる出来事だけでなく、そのときの感情や考えたことを書き出していくことが、自分の特徴を発見するヒントになります。
1、2週間かけて「自分史シート」を完成させていきます。
幼少期までさかのぼるのは、人間の本質的な性格が、幼少期の経験に大きな影響を受けているからです。
【Step2】周りの人に、自分の特徴を聞いてみる
周りの人に「自分はどんな特徴があるか」を聞いてみる。
大切なことは、自信のマイナス面も含めて遠慮せずに伝えてもらうこと。
「マイナスなことも言ってもらえると役立つので、お願いします」と伝えて、
厳しい内容も含めて教えてもらう。
【Step3】人事に評価される特徴を確認する
自分史シートからわかったこと、周りの人が教えてくれたこと、
から出てきた自分の「特徴」「価値観」「人柄」を整理して、箇条書きにしてみます。
以下の「人事の視点」と照らし合わせて、自分のどの特徴を就活でアピールするか決める。
人事の視点
- 礼儀正しいか
- 合理的に考えられるか
- 自分で考える力があるか
- 明るいか
- 素直か
- 他責ではなく自責か
- スピード感はあるか
- やり抜く意思はあるか
- 努力ができるか
- 忠誠心があるか
- 信頼できるか
⇒人事にアピールする特徴を3~5個くらい決めます。
人事が評価しない「特徴」とは
就活生が自分の特徴(強み)としてよく挙げている以下3つは、人事に評価されないそうです。
- NG 「リーダーシップ」がある ⇒社会人1年目に求めるのは、マネージャーとしての能力よりもプレーヤーとしての能力だから
- NG 「協調性」がある ⇒最近のほとんどの大学生は、協調性を大切にしているから
- NG 「コミュニケーション能力」がある ⇒コミュニケーション能力が本当にある人は、この言葉を使わなくても、受け答えの中で自然に伝わってくるから
エピソードを話すな!感じたことを話そう
就活で差をつけるためには、「エピソードの内容」より
「経験を通して感じたこと、学んだこと」を話しましょう。
同じ経験をしていても、人によって「感じること」は異なり、
それがあなたの特徴となり、企業にも伝わるからです。
「自分の感じたこと」は、誰とも異なる「自分の個性」
無料のWEB自己分析ツール『適性検査』が利用できる「キミスカ」
就活サイトの中には、無料で自己分析ができるツールがあります。
当記事でのおススメは、「キミスカ」に登録すると無料で利用できる自己分析ツールです。
「キミスカ」には150問の選択式の質問に答えていくだけであなたの強み、意欲・価値観の傾向、職務適性までもが点数としてわかる適性検査があります。
人物像についてのコメントや折れ線グラフで可視化されるので、
・自分の特徴は何か?
・どんなところを気を付ければ良いか
を客観的に見ることができます。
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まとめ
今回は、おすすめの就活本、「就職活動1冊目の教科書」の中から、自己分析のやり方について紹介しました。
この本は本当に就活生は読んでおくべき内容がつまっていますのでおすすめです。
「納得の内定」をめざす 就職活動1冊目の教科書 |