【面接対策】内定を勝ち取る鉄則3つと必ずやる準備4つ
・面接で「自分をよく見せよう」と思うけれど、事実を誇張して話してしまいがち。
・ 緊張してしまい上手く答えれない。
・ 何を聞かれるのかわからずとにかく不安。
こういった就活生の悩みに答えます。
本記事の内容
- 内定を勝ち取るための鉄則3つと必ずやるべき準備4つ
当記事では、おススメの就活本「就職活動1冊目の教科書」の中から、面接で守るべき鉄則を、私の感想も交えて紹介します。
この記事を書いている私は、ユーザー系SIerを中心に就活(2008年3月卒)して64社の選考を受けました。
数多くの説明会や座談会、面接を経験しました。
次に就活する後輩のみなさんへ役立つ情報をブログを通して発信しています。
こういった私が、解説していきます。
【就活の面接対策】内定を勝ち取るための鉄則3つ
- 「相手ファースト」を意識する
- 誠実にのぞむ
- 結論から話す
面接の鉄則① 「相手ファースト」を意識する
エントリシートと同じように、面接も、
まず結論から述べ、次に理由や裏付けの事実(エピソード)を話していきましょう。
初めは、結論。次に、理由やエピソード
面接官は、朝から晩まで1日に何十人もの就活生を相手にしています。
当然、疲れますし、話に飽きます。
ダラダラとした話をされても、印象に残りません。
「相手が求めること・知りたいこと」に対して、簡潔に説得力をもって答えなくてはいけません。
面接でも仕事でも、「相手ファースト」で話すことが重要です。
ビジネスでは、あらゆる場面で効率を求められます。
「話が簡潔でわかりやすい」ということも、効率化を実現するスキルのひとつです。
「この学生の話はわかりやすいな」という印象を持ってもらえれば、
面接で一歩リードすることができます。
(例)面接官の質問「自己PRをお願いします」
OK/NG | 回答例 | ポイント |
---|---|---|
NGな回答例 | 私は小学生から剣道を続けてきました。 中学生のときのコーチは非常に厳しく、部員は半分以上が辞めてしまうほどでした。 私はそんな中でも粘り強く部活に取り組みました。 部活で培った根性は誰にも負けません。 |
・「自己PR」になっていない。 ・長く続けた経験を話すときは「いつからいつまで○年続けた」と表現する |
OKな回答例 | 物事に粘り強く取り組む根性があります。 小学校1年生から高校3年生まで12年間剣道に取り組みました。 決して器用なほうではなかったため、 ほかの人との差を埋めるために、 毎日2時間、自主練習に取り組みました。 |
・相手が聞きたいことが簡潔に述べられている。 ・社会人になってもコツコツ仕事に取り組みそうなイメージがわく |
面接の鉄則② 誠実にのぞむ
面接で、多くの就活生がやってしまいがちなのが、「話を盛ること」です。
- 2倍の売り上げを5倍と言ってみたり
- 100人の動員数を300人と言ってみたり
- 2週間の留学を2か月と言ってみたり
「普段、見られているわけじゃないから、嘘をついてもバレるはずがない」と思っていたら、 それは大間違い。
面接担当者は、現役の社会人です。日々、さまざまな人たちに会い、あらゆる側面を見てきている強者です。
5分程度の面接であっても、ある程度の人柄を判断する嗅覚が備わっています。
百戦錬磨の社会人に、ウソは通用しない
就活生が「話を盛る(=嘘をつく)」のは得策ではありません。
「自分は未熟者であることを」を自覚して、
誠実に、前向きな未来を語る方が好意的に受け入れてもらえます。
面接には、誠実に、正直に、のぞみましょう。
(例)面接官の質問「学生時代に頑張ったことを教えてください」
OK/NG | 回答例 | ポイント |
---|---|---|
NGな回答例 | 学生時代に頑張ったことは、 アパレルの販売のアルバイトで 個人の売上を5倍に伸ばしたことです |
面接官が「売上を5倍にしたのは、本当か?」 と感じる可能性が高い 。 何と何を比較して5倍になったのか、 明確に伝えるようにする。 面接官が納得するような努力の過程も話す必要がある |
OKな回答例 | アパレルの販売のアルバイトで、 個人の売上を伸ばすために試行錯誤したことです |
数値で表せる成果がなければ、 なくても問題ありません。 話を盛ったとしても、 質問されればバレてしまいます。 無理に着飾る必要はありません |
面接の鉄則③ 結論から話す
面接官に興味をもって話を聞いてもらうためには、
順序立てて話すことが大切です。
「順序立てて」というのは、「時系列で話す」ことではありません。
- 冒頭に「結論(事実)」を述べ
- なぜなら~、たとえば~、結論を証拠づける事柄(エビデンス)を付け加えていくことです。
話す内容の順番を決めておく。ポイントは「事実」→「証拠」という流れ
「事実」→「証拠」の順番で話していくと、
「どうしてそうなるの?」という論理の飛躍が起こらず、
話を聞く側も楽に理解できます。
- 質問に対する事実としての回答
- 何を学んだか
- その状況説明
- 成果として何を得られたか
「自分が何をしたいのか」を明確にする
面接は、「自分が何をしたいのか(意思)」を伝える場でもあります。
「意思を伝える」とは、自分の考え方や思考を、事実(行動)や理由を示して伝えることです。
「自分の意思」を繰り返し問われる「就活」というイベントが待ち受けているのなら、
自分の意思を行動に合致させる習慣を身につけておきましょう。
リーダーシップとコミュ力がなくても内定はとれる
組織は、リーダータイプの人だけでなく、さまざまな役割の人がいるから活性化します。
フォロー役や盛り立て役などの人材も必要です。
実際のところ、組織で最も多いのは、誠実な働き者である「その他大勢」の役割の人です。
企業は、社員全員にリーダーシップを求めていない
面接で「リーダーシップがあります」と言わなかったことが原因で、落とされることはありません。
自身なさそうに「リーダーシップがあります・・・・・・」と言うほうが、
嘘をついているとマイナス評価を受けます。
コミュニケーション能力がすべてではない
リーダーシップと同じように、
「社員全員のコミュニケーション能力が高い」ということは、まずあり得ません。
誰もが明るくたくさんの友達ができるタイプである必要はありません。
面接において、コミュニケーションに自信がないのであれば
「コミュニケーション能力が高いです!」と無理やり言う必要はありません。
むしろほかに自分の良いところを探し、それを具体的に伝えるほうがよほど高評価につながります。
就活で評価される本当の意味でのコミュニケーション能力【2つ】
- 自分の考えや情報を正しく伝えられる
⇒面接では聞かれたことに対して、要点をおさえて簡潔に答えられれば高評価をもらえる - またこの人と会って話したいと思ってもらえる
⇒就活においては、「この人と一緒に仕事がしたいな」「この人がうちの職場にいたら、きっと雰囲気もいいだろうな」と思ってもらうことが大切
社会人と話す機会を日常的にもとう
社会人になると、年齢も、背景も、物事の優先順位も、ニーズも、
まったく異なる相手とのコミュニケーションが圧倒的に多くなります。
社会人のコミュニケーションは、学生時代のそれとは別物であることを心得ましょう。
幅広い年代や背景の異なる人たちとの対話力を向上させるには、訓練しかありません
とにかく実践を積み重ねるのみです。
OB・OG訪問は社会人と話す絶好の機会
面接の場では、社会人慣れしている人が有利です。
年上の人に対するマナーや敬語の使い方の実践経験が豊富であれば、 面接でも緊張しません。
就活生が社会人と交流する機会として、OB・OG訪問がおすすめです。
- 志望企業で働いている先輩と連絡を取り
- 面接を依頼し
- 日時を調整し
- 会う場所を確保し
- あったあとにはお礼のメール
などの一連の流れで、鍛えられるからです。
OB・OG訪問には、「ビズリーチ・キャンパス」を利用するのがおすすめです。
テレビCMでも有名な転職会社ビズリーチが、就活学生向けに作ったサービスなので、信頼できます。
さらに、ビズリーチ・キャンパスに登録している社会人の方は、
自分から「就活生に伝えたいメッセージ」を持っている方が自分から登録しているので、
熱心に話をしてくれる可能性が高いです。
面接は準備で決まる 必ずやるべきこと【4つ】
きちんとした準備が、面接の合否を左右します。
面接の前に必ずやるべき4つのこと
- ESに書いた各項目を1分程度で話せるようにする
- ESには書いていないが、質問される可能性のある項目を話せるようにする
- 上記①②について、自分が話している様子を動画に撮り、見てチェックする
- 知り合いに面接官役を依頼し、模擬面接を行う
特に③と④は面倒だと感じるかもしれませんが、頭でイメージするのと、
実際にやるのとでは、雲泥の差です。 面接で本番で後悔しないためにも、必ずやっておくべきです。
① ESに書いた各項目を1分程度で話せるようにする
面接では、面接官がESに基づいて質問します。
答えるときには、それぞれの項目について1分程度で伝えましょう。
実際にやってみるとわかりますが、ほとんどの就活生の話は長すぎます。
家での練習は、スマホのストップウォッチ機能を使って、1分におさまるように意識してみましょう。 これを実際にやるかやらないかで、本番で大きく差が出ます。
重要なことをもう一つ。 就活中、たくさんの企業にESを提出すると思いますが、
「どの会社」に「どのESを提出したか」を自分できちんと把握しておきましょう。
面接本番で、ESに書いてあることを質問されて、「何を書いたんだっけ?」と慌てるのは絶対にNGです。
② ESには書いていないが、質問される可能性のある項目を話せるようにする
- 自己紹介
- 自己PR
- 学生時代に力を入れて取り組んだこと
- 力を入れて取り組んだ学業
- 志望動機
- 入社後にやりたいこと
- 逆質問
それぞれ1分で言えるようにしておきましょう。
③ 上記①②について、自分が話している様子を動画に撮り、見てチェックする
各項目を1分程度で話せるようになったら、 話している様子を動画で撮影し、 自分でチェックしてみましょう。
声の大きさ、話すスピード、態度、表情は大丈夫か自分でチェックしましょう。
- 「キョロキョロしている」
- 「早口すぎる(言っていることがわかりにくい)」
- 「手がせわしなく動いている(落ち着きがない)」
という気づきがあると思うので、修正しながら、何度も何度も練習しましょう。
④ 知り合いに面接官役を依頼し、模擬面接を行う
模擬面接で練習をして、面接官役の人には 「話が長い」「わかりにくい」など、 正直な感想を言ってもらいましょう。
目の前の相手がつまらなそうな顔をしているのはなぜか、 どんな話し方をしていると飽きてくるのか、 やってみると初めて気づく点があるはずです。
繰り返し繰り返し何度も何度も練習しましょう。
最後に、私がおすすめの面接対策本を紹介しておきます。
まだ読んでない人、ぜひ書店で一度手にとって見てください。
そしてできれば買ってください。
この本は立ち読みではなく、何度も何度も読み返し、ES・面接を修正し、実際の面接で実践し、
そしてまたこの本を読み返し、さらにES・面接を修正し…というサイクルをくり返すことによって、 その効果を最大限に引き出すことができるからです。
ロジカル面接術 2022年度版 |
まとめ
今回は、おすすめの就活本、「就職活動1冊目の教科書」の中から、面接対策について紹介しました。 この本は本当に就活生は読んでおくべき内容がつまっていますのでおすすめです。
「納得の内定」をめざす 就職活動1冊目の教科書 |